チューリップテレビHOME > ニュース > ニュース詳細

ニュース

社会

2019年12月02日(月)

※富山県内のニュースです。


 富山市議会 盡議員の糾弾決議案可決

(2019年12月02日 18時50分)

 2日12月定例会が開会した富山市議会では、政務活動費の不適切な受給で刑事告発された盡隆夫(たかみ・たかお)議員に対して、辞職を促す糾弾決議案が可決されました。

 採決では退席者が続出し、傍聴席からは怒号が飛び交うなど大荒れの市議会開会となりました。

 2日の富山市議会本会議では、自民党会派から盡議員に辞職を促す糾弾決議案が提出されました。

 当の盡議員は、病気を理由に本会議を欠席しました。

 盡議員を巡っては広報誌を自らの事務所でコピーしたにもかかわらず、印刷会社の領収証を使って政務活動費180万円余りを得ていました。

 盡議員は、10月、不適切だったと認め、およそ220万円を市に返還。

 その後、市民団体から詐欺の疑いで刑事告発され、自民党会派を離脱しています。

 糾弾決議の提出理由で、自民党の押田大祐(おしだ・だいすけ)議員は─。

 「今回の件は市内外に衝撃を与え、富山市議会の品位と名誉を再び失墜させたと言わざるを得ない。よって富山市議会はここに盡議員を糾弾し、自ら進退について判断するよう促すものである」(自民・押田大祐議員)

 採決を前に、盡議員とともに野党から糾弾決議案の提出が検討されていた五本幸正(ごほん・ゆきまさ)議員をはじめ、公明党など8人の議員が退席。

 自民党など残った議員27人による採決となりました。

 「賛成の諸君の起立を求めます。起立多数であります。よって本案件は可決されました」(舎川智也議長)

 賛成したのは、自民党、社民や共産、そして議会事務局の女性職員の机を物色し、建造物侵入の罪で略式起訴された木下章広(きのした・あきひろ)議員はじめ26人、反対したのは、政務活動費の不正取得により詐欺罪で公判中の村上和久(むらかみ・かずひさ)議員のみでした。

 「議員が議員の仕事をしてないから市民が抗議するんじゃないか」(傍聴席の市民)

 相次ぐ議員の退席に傍聴席の市民から怒号が飛び交い、議長を退出を命じる一幕もありました。

 「なんでこの議案に棄権する人間が出てくるんや。市議会が市議会としての仕事をしとらんじゃないか。市民として抗議します。情けないじゃないですか。富山市議会や富山市民が全国の恥にさらされてるんですよ」(傍聴席の市民)

 盡議員の糾弾決議可決を受けて、自民党会派は─。

 「(Q.五本さんには糾弾決議を出さなかった)それは内容の問題でしょう。お宅らもっと反対した人とか、退席された人に聞いてくださいよ。これ以上言うことありません」(自民・村家博会長)

 一方、自身へも糾弾決議と辞職勧告決議が可決されている木下議員は、賛成の理由について─。

 「反対しようかと思いました。でも案文に対しては内容はやはり真っ当なことが書いてありますから私は賛成すると。公明党の方々、会は誠政の方々、何で退席されたんですかね。私の糾弾決議、辞職勧告決議の時は喜んで賛成してた人たちです。何が違うんですか。そこのへんも市民の皆さんに考えていただきたいんです」(木下議員)

 出席議員で唯一反対した村上議員は─。

 「議員としての出処進退はご自身でお決めになることだということで立たなかった(賛成しなかった)。木下議員の時には立ちました。例外中の例外ということです」(村上議員)

 また、採決を退席した五本議員はその理由について─。

 「(Q.退席した理由は)特段ないよ。そうすべきだろうと。(なぜそうすべきと思われたんですか)思ったから仕方ないやろ」(五本議員)

 いまだ政務活動費で揺れる富山市議会。

 森市長は、2日の定例会見で糾弾決議について問われると。

 「それは議会の意思だからコメントすべきじゃないです。率直に言うと急にトイレに行った人(退席した人)が多かった感じはしましたね」(森市長)

カテゴリ関連ニュース
COPYRIGHT(c)2011 Tulip-tv inc. All Rights Reserved.