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2019年06月24日(月)

※富山県内のニュースです。


 奥田交番襲撃事件からあさってで1年 遺族「長くて暗いトンネルの途中」

(2019年06月24日 18時30分)

 富山市の奥田交番が襲撃され、警察官と警備員が殺害された事件から26日で1年となります。

 交番襲撃事件で亡くなった警備員の妻が変わらない悲痛な思いを語りました。

 「今でも時折、主人の遺影の前にうずくまり、じっとしている孫たちの姿を見かけることがあります。そんな時は切なくなると同時に犯人に対する怒りと憎しみがより一層強くなります。私たち家族は長くて暗いトンネルの途中にいます」(警備員の妻)

 この事件は、去年6月26日、富山市の奥田交番で男性警察官(46)が刃物で殺害され、奪われた拳銃で奥田小学校の正門付近にいた警備員・中村信一(なかむら・しんいち)さん(68)が殺害されたものです。

 富山地検は、去年3月に島津慧大被告を強盗殺人や殺人など9つの罪で起訴。

 また、初公判も開かれていません。

 事件からまもなく1年。

 夫を亡くしてからの1年間を妻は、こう振り返りました。

「本来なら主人も一緒にその場で楽しみ喜びを分かち合ったはずのささやかな幸せな日々、それらをすべて奪われて、孫たちにとってはとてもさびしくて辛くて悲しくて、そして悔しい1年だったと思います」(遺族)

 悲しみが癒えぬまま、1年前をほうふつさせるような交番襲撃事件がおきました。

 今月16日、大阪・吹田市(すいたし)で交番襲撃事件が発生。

 千里山交番に勤務する男性巡査(26)が、交番前の路上で襲われ実弾5発が入った拳銃が奪われたのです。

 「主人の事件当時の記憶が、残像のようにフラッシュしてよみがえり、ショックと恐怖で体が震え涙があふれだし、しばらくその場を動くことが出来ませんでした」(遺族)

 事件後、体調を崩し、落ち着きを保つために薬を服用しているといいます。

 「警察官地震の安全、犯罪の抑止、住民の命と安全な生活を守るために携帯している拳銃でによって、犠牲者が出るようなことは絶対にあってはならない」これは事件から8か月後の今年3月に中村さんの孫が、心境をつづった手紙です。

 「朝起きてもしんちゃんの姿が見れない、声が聞けないまま1日が終わっていきます。とってさみしいし、どうして一生懸命仕事をしていて殺されてしまったんだろうと思います。犯人にはしっかり罪をつぐなってもらいたいです」(孫手紙)

 大好きなおじいちゃんとの突然の別れを、今も受け入れられずにいるといいます。

 中村さんの妻や家族の悲しみは1年前のあの日と変わることはありません。

 「主人の変わりに孫たちの成長も見なければという思いもありますし、何よりも犯人に罪を償ってももらうまでがんばらなければという気持ちがある」(遺族)

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