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2019年03月15日(金)

※富山県内のニュースです。


 県立大などが開発 高機能センサーシステム 高齢者のきめ細かな見守りへ

(2019年03月15日 18時18分)

 一人暮らしの高齢者の部屋に高機能のセンサーを設置してきめ細かな見守りにつなげるシステムを県立大学などが開発し、実用化に向けた研究を続けています。

 射水市内の高齢者施設に設けられたさまざまな高機能センサー。

 これは、一人暮らしの高齢者の日常の行動や体温の変化などを検知して、データベース化するシステムです。

 急病や事故などの『大きな変化』だけでなく、日常とは異なる『小さな変化』にも、迅速に対応できることを目指しています。

 「既存のシステムには万一のことが起きたときにそれを通報するものが非常に多いが」「それよりは日常的な生活をモニターして、それがだんだん悪くなってくるとか、あるいはいつもと違うとか、そういったものを検知してそれを通報するといったほうが、より効果的なんじゃないかと思っておりまして」(県立大工学部・鳥山朋二教授)

 県立大学と富山福祉短大が研究を進めるこの『見守りシステム』。

 例えば、ベッド上での行動を自動的に識別できるセンサーによって、食事にかかる時間が分かり介助の必要性を判断できるほか、頭の表面温度を感知するセンサーは、高齢者に多い熱中症や低体温症などの兆候を把握するのに役立ちます。

 その一方で、多くのデータを取られる高齢者側に、心理的な抵抗感が根強いことが課題となっています。

 「監視されていると感じるのと見守ってもらっていると感じるという違いですので」「いかに自分を守ってくれてありがとうと思えるかがポイントなので」「守られているという感じをどう出していくかということだとは思うんですね」(県立大工学部・鳥山朋二教授)

 開発チームでは、今後、福祉機器メーカーなどとも協力して、システムの実用化につなげたい考えです。

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