チューリップテレビHOME > ニュース > ニュース詳細

ニュース

スポーツ

2018年07月11日(水)

※富山県内のニュースです。


 夏の高校野球 名将とともに勝利を高岡向陵

(2018年07月11日 18時08分)

 そして今週は夏の大会の注目校をしています。

 3回目の11日は、あの名将が監督に就任した高岡向陵です。

 創部以来の悲願である「甲子園出場」を目指す高岡向陵高校。

 過去2年間初戦敗退と今のチームは夏の大会で勝った経験がありません。

 去年11月―。

 チーム強化のためあの名将が新監督に就任しました。

 檜物政義(ひもの・まさよし)監督です。

 檜物監督はかつて、新湊高校を率いて1986年春のセンバツ大会で県勢初のベスト4へと進出。

 この活躍は「新湊旋風」と呼ばれ、30年以上経った今もなお語り継がれています。

 また、監督を務めた20年あまりの間に春夏通算で3度の甲子園出場を果たしました。

 「私が監督になった理由から考えると、そう簡単に負けるわけにはいかないって気持ちもあるし、なんとしても1回勝って校歌を歌いたい」(檜物監督)

 ところが、監督の就任1か月後に部内での暴力事件が発覚。

 野球部は、半年間の対外試合禁止の処分を受け、実戦経験が積めないマイナスからのスタートでした。

 ただ、檜物監督と選手たちはその逆境をバネにして練習に取り組んできました。

 「他のチームよりは、おそらく30試合少ない。春の大会含めると、おそらく30数試合少ないのでは。紅白試合という形でやってきたが、実戦経験が少ないという事実は否めない。3年生の力をどう発揮、、いや、3年生はいいもの持ってて、本番でどう出させるかが私の役目になる。短い期間だったがそれなりのチームには仕上がった」(檜物監督)

 そんななかで力を入れたのはバッティングの強化です。

 守備中心からバッティング中心の練習に切り替えました。

 選手のすぐそばで監督自ら一人ひとりを細かく指導。

 選手たちは積極的にバットを振るようになり、チーム全体の長打力が向上しました。

 そんなチームを引っ張るのが、キャプテンで1番を打つ谷村亮太選手。

 足が早く小技もうまい谷村選手が、どれだけ出塁できるかが勝利のカギとなります。

 「試合でも明るく自分が前に出ないとチームも盛り上がらないと思うのでしっかり前に出てチームを盛り上げていきたいです」(谷村主将)

 そして2番には、長打力のある増田翔真選手。

 場面に応じたバッティングで一気にチャンスを広げます。

 「甘いボールを長打に持っていけるようになって。最近は調子いいと思います。自分が塁に出て(ホームに)返ってこれたらいいなと思います」(増田選手)

 2人を中心に上位打線で序盤から得点を狙います。

 また、檜物監督はかつての厳しい指導から選手と一緒に楽しくプレイすることで選手の力を最大限に引き出そうとする方針に転換。

 就任からわずか8か月、監督と選手の間にはすでに信頼関係が生まれています。

 今、グラウンドには常に選手たちの大きな声が響き渡ります。

 3年生が積極的に声を出すことで自然とチーム全体が活気づくようになりました。

 「今のチームは、明るくて元気なところがあるのでそれを生かして試合でも明るく元気に試合を楽しんで勝ちたいと思います」(谷村選手)

 「明るく、元気よく。気がついたら試合が終わっているような。勝敗は監督が考えることであって、選手たちは1つのプレーに向かって全力で気にせずやってほしい」(檜物監督)

 17年ぶりに高校野球の舞台にたつ名将のもと、一戦必勝を目指す高岡向陵が富山の夏に新たな旋風を巻き起こします。

カテゴリ関連ニュース
COPYRIGHT(c)2011 Tulip-tv inc. All Rights Reserved.