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2018年03月13日(火)

※富山県内のニュースです。


 えびす集団食中毒で判決 運営会社のみ賠償責任認める

(2018年03月13日 18時15分)

 7年前、生のユッケが原因で5人が死亡した『焼肉酒家(やきにくざかや)えびす』の集団食中毒事件で、遺族らが焼肉店の運営会社や元社長などを相手取り、損害賠償を求めた裁判の判決が13日、東京地裁でありました。

 東京地裁は運営会社のみに賠償責任を認め、総額1億9000万円の支払いを命じました。

 13日、東京地裁で行われた裁判の判決には県内の遺族から当時、中学2年生の次男を亡くした小矢部市の久保秀智(くぼ・ひでのり)さんと妻と義理の母を亡くした砺波市の小西政弘(こにし・まさひろ)さんの2人が出廷しました。

 ユッケによる集団食中毒事件は2011年に富山や福井など4県の『焼肉酒家えびす』の店舗で生肉のユッケなどを食べた216人が食中毒となり、そのうち5人が死亡したものです。

 県警はえびすの運営会社、『フーズ・フォーラス』の元社長と肉の卸売り業者、『大和屋商店(やまとやしょうてん)』の元役員を業務上過失致死傷の疑いで書類送検しましたが、証拠が不十分だとして不起訴となっています。

 次男を亡くした久保秀智(くぼ・ひでのり)さんON妻と義理の母を亡くした小西政弘(こにし・まさひろ)さんON一方、事件をめぐってはこれまで東京と金沢で民事裁判が行われてきました。
東京地裁では2014年10月に久保さんや小西さんら県内の3家族が『フーズ・フォーラス』とその元社長、『大和屋商店』、『えびす砺波店』の元店長に対し、損害賠償を求めて提訴。

 金沢地裁では『フーズ・フォーラス』と一部の被害者が『大和屋商店』に損害賠償を求めて提訴。

 保険金1億円を遺族や被害者に分配して支払うことで去年9月に和解が成立したため、東京地裁の裁判で『大和屋商店』への訴えが取り下げられました。

 提訴から3年5か月。

 13日の判決で鈴木尚久裁判長は、遺族側のおよそ2億3000万円の賠償請求に対し、東京地裁は法人としてのフーズ・フォーラスのみに賠償責任を認め、およそ1億9000万円の支払いを命じました。

 一方、フーズ・フォーラスの元社長とえびす砺波店の元店長の過失について遺族側は肉の表面を削り取るトリミング作業を省くなどずさんな衛生管理が事件を招いたと主張していましたが、鈴木裁判長は判決で重大な過失はなかったとしていずれも請求を棄却しました。

 判決を受け、遺族はー。

 遺族側は控訴しない方針で、今後は、検察官の不起訴の判断が正しかったかどうかを審査する検察審査会に訴えたいとしています。

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